生ごみ処理機って助成金を支給している自治体が結構あるって知っていますか?
毎日の生活で必ず発生してくる生ごみ。
今日はそんな生ごみを減らすことができ、お財布にも環境にも優しい生ごみ処理機の助成金についてお話したいと思います。
生ごみ処理機で助成金が出るわけ
生ごみは生活するうえで必ず出るものです。その生ごみを減らすと様々なメリットがあるために自治体で助成金を出しています。
家庭用の生ごみを減らすメリット
家庭用の生ごみを減らすメリットはこちらの4つ。
地球環境の改善につながる
ゴミがたくさん集まれば集まるほど、燃やさなくてはいけないゴミが増えます。すると燃やしたゴミから大量の二酸化炭素が排出されます。
二酸化炭素が増えると地球温暖化になり、様々な環境問題が起こってきます。
・気温の上昇により海水面が上昇するため水没する地域が出てくる
・農作物に影響がでる(不作など)
・異常気象(集中豪雨、猛暑など)
地球規模で抱えている問題ですが家庭で出来る生ごみ処理で少しずつでも抑えることができます。
また、生ごみ処理機を購入することでごみの減量の意識も持てるようになります。
地域の美化のため
生ごみはカラスやねずみ野良猫などのえさになりやすいため、ごみ置き場は生ごみが散乱する事も。
夏場などは特に匂いも気になります。
地域のごみ問題も抑制する効果が期待されます。
ゴミの廃棄にかかる負担を軽減するため
ごみの収集場やごみ収集車、それに掛かる費用など多くは税金で行われています。
ごみを減らす事でごみの廃棄にかかかる税金を減らす効果が期待されます。
平成28年度のごみの廃棄にかかる経費は全国で約2.2兆円でした。

ごみを廃棄するにも大量の税金がかかっているんだね・・・。
少しでも減量できれば、他の政策にも税金が回るはず。
ごみ袋の節約&ごみ出しの負担が減る
ごみ袋って1枚50円60円等、結構高いですよね。一袋で600円、塵も積もれば結構な金額です。
またマンションなんかにお住まいだったり、ごみ置き場まで遠い方も重労働です。
家庭の節約に、ごみ捨ての負担軽減にもなります。
生ごみ処理機で助成金をもらう方法
生ごみ処理機を購入して助成金が出る訳をお話ししました。では具体的にはどうやって助成金をもらうのか。
まずは各都道府県の助成金の支給率を見てみましょう。
都道府県の生ごみ処理機の購入の際に受け取れる助成金の支給率
2015年度の各都道府県の助成金の支給率は64.2%です。

全国の自治体の半数以上が助成金制度を設けているんだね。
2015年度 引用元:一般社団法人日本電気工業会
各自治体の助成金支給の状況はこちらから検索できます。
私の住んでいる市は生ごみ処理機の費用の1/2または20,000円の内の低い額の方を助成をしてくれます。
全国で見ると大体の地域で1/2の助成で上限金額は20,000円~30,000円が多いような感じです。
中には上限50,000円なんて言う自治体も!
たくさんの自治体でごみ処理機の助成金に前向きな姿勢が見られます。
生ごみ処理機の助成金の申請方法
では具体的にどのような流れで助成金を申請するのでしょうか。
私が住んでいる街(東北の田舎のとある市)を例にとってみましょう。
私の住んでいる自治体はこのような流れで生ごみ処理機の購入を申請して助成金をもらいます。
ただし、助成金をもらう際の注意事項として
電動式のごみ処理機に限る事。
一世帯当たり一基の購入
という制限があります。
自治体によってごみ処理機の助成金の申請方法は違う
購入前に申請しなくてはいけなかったり、販売店に販売証明書を記入してもらわなければいけない自治体もあります。
微生物などでゴミを分解するバイオ式のうちコンポストタイプは対象外のところもあります。
また、予算が無くなり次第終了の自治体もありますので注意が必要です。
詳しくはお住まいの自治体を確認しましょう。
生ごみ処理機の種類は主に2つ バイオ式と乾燥式
生ごみ処理機も様々なメーカーで展開しています。どれがいいか迷ってしまいますよね。今回はバイオ式と乾燥式の2種類からそれぞれ1つずつご紹介したいと思います。
おススメのバイオ式ごみ処理機
バイオ式ごみ処理機とは、バイオチップ基材を生ごみと混ぜることによって微生物の力で生ごみを分解するごみ処理機です。
酸化物と水に分解されて生ごみが約1/10まで減量することができます。
バイオ式は微生物でごみを分解するために電気代が掛かりにくい事、肥料にできるなどのメリットがあります。

家庭菜園の肥料にもオススメです!
微生物を活発に活動させるために一定の水分や温度が必要なので、匂いが気になるといったデメリットもあります。
おススメの乾燥式のごみ処理機
乾燥式の生ごみ処理機は、生ごみを熱風で乾燥させることによってごみの減量化を図る生ごみ処理機です。
乾燥によって生ごみが約1/7まで減らせることができます。
乾燥式の生ごみ処理機は、生ごみが乾燥するので匂いなどの心配があまりない事や微生物の管理といった手間がない手軽さがあります。
乾燥させるには電気を使うため電気代が掛かる事などのデメリットがあります。
まとめ
生ごみ処理機を購入する際に6割以上の自治体で助成金がもらえます。
上限は約20,000円〜30,000円、生ごみ処理機の半額位の助成金を交付する自治体が多いです。
詳しくは各自治体に問い合わせてみましょう。
環境にもお財布にも優しい生ごみ処理機助成金をもらって、賢くエコ生活始めませんか?
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